2024年11月27日から28日にかけて、The 27th Seoul National University-Hokkaido University Joint Symposium がソウル大学校(SNU)で開催されました。本シンポジウムはSNUと北海道大学との間で継続的に行われている学術交流事業であり、今年も医学を含む5つの分野にわたる会議が開催され、教員、大学院生を含む双方の研究者による活発な意見交換が行われました。
27日の全体セッションは、残念ながらソウル市内の記録的な大雪により中止となりました。
28日には、当教室はSNU放射線科(Seung Hong Choi教授)と共同で、MRIと核医学を軸としたサテライトセッションを開催しました。
北海道大学からは以下の7名が参加しました。
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工藤與亮 教授
ディレクターとしてシンポジウム全体を監修し、Session 1「Radiology」の座長をChoi教授とともに務めました。Session 1では、MRI x AI、MRIを使った新しい脳研究について話し合われました。 -
平田健司 准教授
Session 2「Nuclear Medicine」の座長をJae Sung Lee教授とともに務めました。Session 2では、核医学治療と核医学 x AIをテーマとした発表とディスカッションがかわされました。 -
藤間憲幸 講師
MRIにおけるAI再構成技術を紹介し、特にvender neutralとvender specificの技術の違いについて注目しながら、臨床応用可能性について議論しました。 -
渡邊史郎 助教
北海道大学病院における核医学治療(Theranostics)の紹介と最新の研究成果を発表しました。 -
亀田浩之 助教
安定同位体O-17水を利用したNeurofluidの基礎実験の研究成果を含め、最新の知見を概説しました。 -
李 イントン 大学院生
自身の研究テーマである、FDG-PETでの転移病変をAIを用いて自動的にセグメンテーションに関して、研究成果を発表しました。 -
周 思密 大学院生
自身の研究テーマである、ALS(筋萎縮性側索硬化症)に対するQSM(Quantitative Susceptibility Mapping)の応用について研究成果を報告しました。
今後の予定
今回のシンポジウムにより、SNUと北大の研究者の信頼関係を深めることができました。今後もこのシンポジウムには当教室も継続的に参加していく予定です。2025年にはこのシンポジウムは札幌で開催される予定であり、SNUの研究者を迎えて実りあるイベントが開催できるよう準備してまいりたいと考えております。
多くの参加者の皆さまに感謝申し上げるとともに、来年のシンポジウムでお会いできることを楽しみにしています。